Violon / Gand & Bernardel 1884 Paris (2)

ガン&ベルナルデル [ Gand et Bernardel ]  創業 1866 (詳細には1886) - 1901 Paris

この偉大なメゾンの誕生の歴史は長い。「メゾン・ガン」はミルクールで始まり、その子孫のシャルル・フランソワ・ガン（通称 ガン・ペール, ガン父)が1802年にパリの巨匠ニコラス・リュポのアトリエに入り、その後リュポの娘と結婚して後継となった。そしてその息子のシャルル・アドルフとシャルル・ウジェーヌが後を継いだ。このように、このメゾンは偉大なリュポの直系である。

そのパートナーとなったベルナルデル家もまたニコラス・リュポのアトリエの職人だった（ベルナルデル・ペールの項を参照）。その息子のギュスターヴ・アドルフとエルネスト・オーギュストは父に学びながらガン一家にも親しみ、いわば家族のような関係だった。

そして、リュポの後継だったガン一家のシャルル・アドルフが1866年に亡くなった後に弟のシャルル・ウジェーヌが兄弟同然だったベルナルデル家の二人の息子と共に自然とそのメゾンを継ぐことになった。この3人はほぼ同じ年齢である。

こうして誕生したのが「ガン&ベルナルデル」だ。

　1901年に「Caressa et Français カレッサ＆フランセ」に引き継がれるこの偉大なメゾンとファミリーの楽器は、世界のソロ演奏家や一流オーケストラの演奏家に使われている。

＊ 今回はこのファミリーの楽器を5本ほどご用意していますが、その中でもこの一本は製作・販売されてからワン・オーナーでなおかつほとんど使われていないという楽器です。コレクターの方も含めて、ぜひご検討ください。

No. LVn24-4

販売希望価格：お気軽にお問合せください。

cfgrumiaux@gmail.com