Violon / Bernardel Père 1831 Paris (1)

ベルナルデル・ペール  [ Bernardel Père ( Bernardel, Auguste Sébastien Philippe ) ]

1798 Mirecourt - 1870 Paris

 ミルクールで学んだ後22歳でParisの巨匠ニコラス・リュポの工房に雇われ、リュポの死去後1824年にシャルル・フランソワ・ガン(C.F. Gand, 通称ガン・ペール)の工房に移り、その後独立した。1859年には二人の息子と共に「Bernardel et Fils」を設立。この会社が後の「Gand et Bernardel」さらに「Caressa et Français」という世界的なディーラー&製作工房へと繋がって行く。

 William Henleyの権威あるUniversal Dictionaryにはこのベルナルデルの項に

「私たちは皆、偏見を持っています。 多くの人は、単に特定の名前を理由に特定のバイオリンを購入します。 私たちの中にはイタリア楽派だけを信じている人が何百人もおり、フランスのヴァイオリンはイタリアのような甘さ、暖かさ、しなやかさが欠けていると繰り返し批判されてきました。 しかし、同じ手頃な価格で同じ時代のイタリア製バイオリンで、外観的にも音色的にもベルナルデルに匹敵するものを私たちはまだ見たことがありません。」

と書いている。

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*この楽器もパリの名工のアトリエからです。「表板のエッジ近くに小さな虫食い跡が3ヶ所あるが、完璧にリペアしてあるので音には問題がない」とのこと。

 

No. LVn24-2

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