Violon / Lupot Nicolas 1810 Paris

ニコラ・リュポ

ニコラ・リュポのこの素晴らしい感性はどうやって育まれたのか?

これは、リュポの楽器を手にした誰もが思うことだ。

彼はストラディヴァリから確かに何かを受け取った。

ストラディヴァリの死から20年後に生まれた人物だが。

1700年代後半からのイタリアン・メーカーにはニコラ・リュポに匹敵するほどストラディヴァリの「霊感」を受け止めたメーカーはいない。

 

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NICOLAS LUPOT ニコラ・リュポ

1758 シュトゥットガルト -  1824 パリ

 

 ミルクールの有力なバイオリン製作者のリュポ家のフランソワの長男として生まれたが、幼少時代をシュトゥットガルトで過ごした。それは、父のフランソワ・リュポがシュトゥットガルトを首都とするヴェルテンベルク王室の「宮廷リュートおよびバイオリン製作者」として働いていたからだ。1768年にはかつてフランス王宮があったパリの南のオルレアンに引っ越し、その頃からニコラは父のフランソワからヴァイオリン製作を学んだ。彼は1794 年頃にパリに移動して、その頃からストラディヴァリに対する情熱が本格化した。1815 年には国王のバイオリン製作者に任命され、1816 年には音楽院のバイオリン製作者にも任命された。この後フランス王立管弦楽団の全ての弦楽器を製作する任務を受け、王立管弦楽団の弦楽器はすべてフランス人の(リュポの)楽器で揃える・フランス・トーンのオーケストラを作る仕事を行なった。

 

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そして、ニコラ・リュポのこのセンスは、シャルル・フランソワ・ガンとオーギュスト・ベルナーデルに引き継がれ、その後200年のフランスの弦楽器製作の伝統となった。

 

No. LVn24-36

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