今回は、ファニョラの貴重なヴィオラがパリから提供されました。ぜひご検討ください。 アンニバレ・ファニョラ(ファニョーラ)。イタリア・ピエモンテ州の首都トリノの40kmほど東の町でイタリア統一後間もない1866年に生まれた。24歳でトリノに出て工房を設立したが、それまでの詳細はわかっていない。現在各国でファニョラに関する研究文献が書かれている。時代としてはトリノで活躍した有名なプレッセンダが1854年に死去した後で、リナルディ、ロッカなどの工房があった時期だ。ファニョラ自身は特定の師に学んだということはないようだが、彼らと技術的な意見交換など交流していたと考えられ、プレッセンダの楽器を手元に置いてひたすら独学で学んだと想像される。また、晩年にトリノに縁のあるグァダニーニについてもかなり研究したという研究論文も発表されている。しかし、ファニョラの特徴は、そのニスだろう。赤いニスに加え、彼は柔らかい質感の黄色をたっぷりと塗った。ピエモンテ派の重要なバイオリンの美しいコピーを通して、彼は18世紀と19世紀のピエモンテの巨匠たちの伝統を手に入れたが、その作品はそれらを超えるものだ。
Annibale Fagnola (1866–1939)
※「右F字の下に見える傷のようなものはスクラッチ跡だけで割れてはいない」とのこと。
No. LVa24-8
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