ジャン=フランソワ・アルドリック 1765 ミルクール - 1843 パリ :弦楽器製作者の家系の3代目。1785年頃にパリに移動した。アルドリックは18世紀後半にパリで活動していたが、その直前まで主流だったアマティやステイナーのモデルよりもストラディバリウスを好んで使用していたことがわかる。それはやはりニコラ・リュポの影響が大きかっただろう。(ニコラ・リュポの解説を参照のこと。)
ニコラ・ルポ、シャルル・フランソワ・ガン、フランソワ・ルイ・ピク、ジャン=バティスト・ヴィヨームなど、19世紀前半のパリのバイオリン製作者と同等のレベルにある。
彼の楽器は、その特徴が熟練した技術と結びついており、芸術の歴史に記録されるフランスの製作者の栄誉あるリストの中にしっかりと刻まれている。
No. LVn24-11
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