Violon / Bernardel Père 1863 Paris (2)

 William Henleyの権威あるUniversal Dictionaryにはこのベルナルデルの項に「私たちは皆、偏見を持っています。 多くの人は、単に特定の名前を理由に特定のバイオリンを購入します。 私たちの中にはイタリア楽派だけを信じている人が何百人もおり、フランスのヴァイオリンはイタリアのような甘さ、暖かさ、しなやかさが欠けていると繰り返し批判されてきました。 しかし、同じ手頃な価格で同じ1800年代のイタリア製バイオリンで、外観的にも音色的にもベルナルデルに匹敵するものを私たちはまだ見たことがありません。」と書いている。

 

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ベルナルデル・ペール Bernardel Père ( Bernardel, Auguste Sébastien Philippe ) 1798 Mirecourt 生 - 1870 Paris 没

 

 この楽器は1863年製で、二人の息子とアトリエを設立した直後の高揚感のある時期に作られた。

 

 ミルクールで学んだ後22歳でParisの巨匠ニコラス・リュポの工房に雇われ、リュポの死去後1824年にシャルル・フランソワ・ガン(C.F. Gand, 通称ガン・ペール)の工房に移り、その後独立した。1859年には二人の息子と共に「Bernardel et Fils」を設立。この会社が後の「Gand et Bernardel」さらに「Caressa et Français」という世界的なディーラー&製作工房へと繋がって行く。

その作品はどれも、見事なバランス感覚によるグラデーションによる統一性のあるボディとスクロールで構成されている。

「驚くほど繊細で豊かな響きと、素早くまろやかな洗練を備えたヴァイオリン。 フランスの最高の交響楽団の奏者は、音の塊を通して速いパッセージがはっきりと聞こえるため、これらを使用しています。 これは、多くのイタリア製ヴァイオリンについて真実を述べられる以上のものです。 優れた裁判官は、豊かな音色と純粋さへの熱意によって培われたセンスと思慮深さを備えていなければなりません。 そして、さまざまな流派の音色の価値について幅広い探求の領域を探求することも同様です。」(William Henley)

 

No. LVn24-26

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