Violon / Gand & Bernardel 1882 Paris (3)

この偉大な「メゾン・ガン」は1748年まで遡る。2代目シャルル・フランソワは1802年からニコラ・リュポのアトリエで働き、その後リュポの娘と結婚してそのアトリエを継いだ。これがこのメゾンの礎だ。

その息子ウジェーヌが引き継ぎ、共に働いていたベルナルデル兄弟と共に有名な「Gand et Bernardel」を1866年に設立した。

 このアトリエは、ヴィヨーム工房と同じように多数の名職人を育て、彼らは欧米各地で由緒ある弦楽器工房・ディーラーとなった。「ガン・アンド・ベルナルデル」は彼らの元祖である。

 

ガン・エト・ベルナルデル Gand et Bernardel ( Frére ) 1882年製

  このアトリエの楽器はフランスで高く評価され、数年ごとのパリ博覧会における国立オーケストラの全ての弦楽器を担当して「シュバリエ勲章」も受賞している。また各国からもさまざまな栄誉を受章した。

 

この「Gand et Bernardel」のブランドが付いている楽器は、伝統的なLupot-Gandの赤いニスで覆われている。 Lupot-Stradの輪郭とアーチを絶妙に造形。 非常に繊細で力強い音色で、これからの成熟を十分に期待できる楽器として世界から注目されている。

 

1882年製のこの楽器は、正確にはガンと共にエルネスト&ギュスターブのベルナルデル兄弟の時代のもので、まさに「良き時代のパリ」の空気を感じさせるものだ。

 

No. LVn24-28

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